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サーフトリップtoモルディブ、とあるライターの小話
- 16.03.08
モルディブといえば、世界屈指の観光立国として知られていますよね。
サンスクリット語で「島々の花輪」という意味のオシャレな言葉が国名の
由来になっている通り、とても美しい島国です。
だけど一方で、モルディブが敬虔なるイスラム教徒の国だってことも
知っていますか?
儚くも美しい島国、モルディブ。こんな場所だからこそ、サーファーもそうじゃない人もみんな開放的になる!?
15年以上前、初めてモルディブへサーフトリップするというときに、
あるアメリカ人から聞いた話。
今でこそ南アフリカ一の高いGDPを誇るモルディブだが、その1/3を
占める観光業が確立されていなかった時代は、後発開発途上国、
いわゆる最貧国の一つに数えられていたそうです。
そんな状況を打開するため、政府は観光地として外国人に開放する
ことを決めた。
すると、さっそくやってきたのが、イタリア人の一行。
彼らは観光客を装い、何人かの団体で入国したそう。
しかし、実は彼ら&彼女らはポルノビデオの撮影グループだったのです。
美しい島の一角でいきなり卑猥な映像撮影をし始めたものだから、
モルディブ人たちはおったまげた。
イスラム教徒にとって女性の裸を面前に晒すなんてことは厳禁だったからです。
もちろんこの事件は大問題に発展。
政府では喧々諤々の論争が繰り広げられ、外国人に対して再び門戸を
閉ざす寸前までいったようですが、結局は観光が限定された島のみを
観光地として開放することで落ち着きました。
ボートトリップはフットワーク軽く波のいい場所へ移動できることので、モルディブサーフトリップの主流になっている。でも、その裏にはこの国ならではの事情も…
現在、モルディブのサーフツアーについていえばボートトリップが主流。
確かにこの方法であれば、観光が許可されているorいないに関わらず、
あらゆるポイントへのアクセスが可能です。
しかし、当初の「イタリア人ポルノ問題」がなければ、モルディブの
あらゆる島で門戸が開かれ、ロヒフシのような外国人が宿泊できる
サーフリゾートがもっと多くの場所で建設されていたかもしれません。
でも、同時にそのことがポイントパニックに繋がったり、無秩序な状態に
なったりしていたかもしれない…といった由無し事を考えると、
現在のようにコントロールされ、ちょうどいい塩梅で心地のいい
サーフトリップを満喫できているのがいいのかもしれませんね。
一人でモルディブボートトリップならGeekoutのボートシェア。
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