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サーフトリップtoモルディブ、とあるライターの波乗り考
- 16.03.09
モルディブは比較的やさしい波だって言われていますよね。
チューブのハードブレイクというよりも、どちらかといえば
マニューバー向けのファンウェーブ。
確かにそんな印象はあります。
心からサーフトリップをエンジョイできる旅先がモルディブ。特に日本人は好きな波質ですよね
しかし、サーフィンは自然を相手にするアクティビティ。
だからこそ、自分に都合のいいサイズ以上になることだってある。
ここモルディブも同じで、これまで5、6回訪れた中でも約3年半前に
行ったときの波は大きかった…。
サイズにして5〜6ft。だいたいダブル〜ダブルオーバーといったところ。
でも、それまで訪れたモルディブのファンなコンディションに油断して、
5’5”と5’10”のサーフボードしか持参していなかった。
どうしよう、と思うより前に、6’0”で行くしかないな、と覚悟が生まれた。
ショートボードはもちろん、ロングボードでも楽しめる波がモルディブにはある
スピードボートにサーフボードを載せて、ポイント近くでドロップしてもらう。
モルディブはリーフのパスで割れる波なので、ゲッティングアウトは簡単。
下手したら一回も髪の毛を濡らさずに済むくらい。
ラインナップについたところで、しばらく波をやりすごし、
ブレイクの様子を伺うかがう。
これは特に波が大きいときには鉄則のアプローチです。
波がどれくらいホレるのか? どれくらいのスピードで崩れていくのか?
どれくらいの割合でセットの波がやってくるのか?
そういったところを見極めなければなりません。
そうして見ていると、サイズこそ大きいものの、ホレ方はそれほどでもない。
「なんとか行ける」
改めてそう思い、最初はセットとセットの合間の小さめの波にテイクオフ。
丁寧に乗りつなぎ、インサイドまで行ったら、回りこむようにしてリーフの
チャンネルのところからパドルバックしていく。
モルディブのようなリーフの波は、リーフのチャンネルへ向かえば、比較的楽にパドルバックできる
慣れてきた頃、満を持してセットの波を狙う。
まとまって波がやってくるセットのうち、1本目と2本目をスルーして、
3本目にパドリング。
ビッグウェーブでは、1本目に乗ってワイプアウトしてしまうと、
そこで2本目3本目と波を喰らう。
だから、これも鉄則のアプローチ。
テイクオフしてからボトムまで降りて、いつも以上に膝をしっかりと曲げてターン。
焦らずにゆっくりと大きなターンを心がけながら最後まで乗りつなぐことができた。
もちろん全部が全部、上手くいったライディングではなかったけれど、大きな波の
モルディブでもなんとか6’0”のサーフボードで楽しむことができたんです。
たとえサイズが上がったとしても、持っているエクイップメントで対応しやすいのがモルディブの波の特徴です
こ のときは例外的でしたが、モルディブは基本的にサイズが大きくならないことが
多いがゆえにファンウェーブだと言われていますが、同時にこのときのように
大きくなったとしてもブレイクのクオリティが底ボレするような感じではないので、
一般サーファーにも適していると言えるのです。
サーフボードも普段使っているショートボードと、2〜3インチ長めのものを
持っていけば、十分に遊べる。
そのあたりがモルディブの人気の理由なんでしょうね。
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